誰にでも苦手な食べ物の一つや二つはありますよね?
過去のコラムで、「これからの歯科は、ただ噛める状態に回復する治療をするだけではなく、何を食べるか、どんな栄養を摂るかが大切」と偉そうに書いたことがありますが、実は僕は、きのこと梅干しが苦手です。物心ついた頃からずっとなので、人の味覚の嗜好は本当に不思議ですね。
逆に、好きな食べ物はたくさんあって書ききれませんが、たこ焼きはめちゃくちゃ好きです。母方の祖父が大阪出身だったからでしょうか。子供の頃に食べた、今でも覚えている好きだった食べ物は、お祭りのわたあめ、ばあちゃんちのスープ、夏の朝のスイカ、誕生日の夜のハンバーグ、遠足のおにぎり、スキー場のコーンスープ、たまに買ってもらえたマックシェイク――うますぎ。
思い返してみると、好きな食べ物のことを思うと、その時一緒にいた人や情景がセットになって思い出されますよね。きちんと栄養を摂って健康長寿を目指すことも大切ですが、幸せな人生のためにもっと大切なのは、栄養なんて気にせず、好きな食べ物や美味しいものを、大切な友達や家族と一緒に食べられることだと思います。
何でもない時は意識しないかもしれませんが、歯って大切ですよ?
去年一年、歯医者に行っていないという方は、ぜひ歯科検診をおすすめします。