Vol.15

上の歯と下の歯くっついていませんか?

突然ですが今、上の歯と下の歯くっついていませんか?このコラムを読みながら、噛んでいませんか?そして、噛んでいるわと感じた方、肩こりや首のこりはどうでしょう。今回は、アゴの位置と噛みしめが体に与える影響についてのお話です。

一日24時間の中で、上の歯と下の歯が噛んでくっついている時間はどのくらいでしょう。1日3食の食事の他に、自然に唾液を飲み込んだりする時など合わせて約20分と言われています。つまりそれ以外の時間は通常歯と歯は離れているはずなのです。しかし、何も食べていないときでもパソコン作業やスマホを操作しているとき、家事や考え事をしているときなど、意外と噛んでいませんか?

これは、TCH(Tooth Contacting Habit 歯の接触癖)という状態で歯やアゴ、顔や首、肩の筋肉がとっても緊張している状態なのです。弱い力で長時間くっついている状態がマズく、長時間の筋肉の緊張が口や顔周辺の血行不良を引き起こし、様々な症状を引き起こすと言われています。

唇を閉じたときの正しい歯の位置は、上の歯と下の歯の間が2㎜くらい開いている状態。ベロは上顎の粘膜に触れ、鼻で息をしているのがベストです。

この位置を1日の中で何回か思い出してみて下さいね。何かとストレスの多い現状、少しでも緊張をほぐすため、ぜひ取り入れてみて頂けると幸いです。