Vol.91

歯科と睡眠の関わり

皆さんよく眠れていますか?睡眠の量と質が心身の健康に大きく影響し、よい眠りが健康寿命にも大きく関わっているようです。しかし、日本人の睡眠時間は世界的にみるとどうも短いようで、2021年に33カ国を対象に行われた調査の結果、日本人の平均睡眠時間が最下位だったようです。

それを受け、昨年末に厚生労働省から「健康づくりのための睡眠ガイド2023(案)」が発表されました。そのガイド案では、こども版、成人版、高齢者版と世代ごとに推奨される睡眠環境が紹介されているので一読の価値ありです。

ポイントは成人では6時間以上の睡眠時間の確保と、高齢者では逆に寝過ぎずに8時間を越えて床上にいないことなどが示されています。また、睡眠障害についても盛り込まれており、特に睡眠時無呼吸症候群は歯科との関わりが深い症状です。睡眠時無呼吸症候群が疑われるときは、耳鼻咽喉科や呼吸器内科での診断を受け、軽度の場合は歯科で行うマウスピースによる治療が有効です。保険診療で行われ、下顎を数ミリ前方に出した位置で固定する装置で、気道を広げ呼吸を楽にする治療になります。

口の機能は、食べるや話すだけでなく、呼吸にも大きく関与します。何かお困りのことがあればかかりつけの歯医者にご相談ください。