皆さんにはかかりつけの歯科衛生士さんはいらっしゃいますか?
昨年の調査で1年に1回以上の歯科定期検診を受けている人の割合は全体の44%と半分をきっているのが現状のようですが、皆さんはいかがでしょうか。
お口の健康を維持するためには、定期検診で歯科衛生士さんに歯をクリーニングしてもらうことがとても重要なのは認知されてきているのですが、実はそれだけでは足りないのです。
定期検診は通常3ヶ月に1回を目安に行っていきますが、当然その間はご自身でお口の中を管理してもらう必要があります。しかし、これがなかなか難しい。歯ブラシだけでは落とせない汚れを適切なサイズの歯間ブラシやフロスを上手に使ってもらわなくてはいけません。
これらの口腔ケア用品をご自身に合ったものを正しく使っていただくための指導をするのが歯科衛生士さんです。これまでこれらの指導は「ブラッシング指導」と呼ばれていましたが、現在は「口腔衛生指導」となり、歯ブラシだけではなく舌の汚れなど粘膜に対してのケアや歯軋りや、食いしばりなどの癖への対処法や間食の摂り方など、より口の中全体から全身の健康に関わる健康指導へとシフトしてきています。
ですので、長期的にご自身の口の中の状態を管理、サポートしてくれる「かかりつけ歯科衛生士さん」を持つことは生涯を通じた健康管理にとても重要になります。