以前、学会やセミナー参加のお話をしたのですが、今回はデンタルショーについてです。デンタルショーは学会とは違い学術的な集まりではなく、歯科機材や材料、歯ブラシなどのケア用品、ソフトウェア等々とにかく最新の歯科関連メーカーの見本市のようなものです。
多くは何かの学会と併催されるのですが、先月末に横浜で開催されたデンタルショーは4年に1回開催される国内最大規模のもので、ワ―ルドデンタルショーと銘打ち世界中の歯科関連企業が出展するイベントでした。
僕も歯科衛生士のスタッフ3人と一緒に同時開催される学術大会にも参加し、広すぎる会場を4人別行動で手分けして情報収集に励んできました。最近は歯科医療界にもデジタル化やAIの波がどんどん来ており、特にセラミックやインプラント治療の進化には目覚ましいものがあります。
反面、細やかな色調選択や形態修正が必要になる前歯の詰め物や、歯周病の治療などではまだまだ人間の手技や感性が活躍していきそうです。生の情報に触れ、頭と心と手を常に最新の状態に保つことは臨床家として大事だなあとつくづく思った出張になりました。
コロナ禍が過ぎ、対面での行動が再開され、久しぶりの定期検診をご希望される方も増えてきました。ぜひ、かかりつけの歯医者でお口のチェックをしてもらってくださいね。