Vol.69

歯ブラシor歯間ブラシ どっちが先!?

段何気なく毎日歯を磨いているかと思いますが、思い出してみてください。歯ブラシと歯間ブラシやフロスなどの歯と歯の間の清掃のための補助用品、どちらを先に使っていますか?

歯の形と並びの都合上、噛み合わせの面と表面(頬・口唇側)、裏面(舌側)は歯ブラシで磨けますが、歯と歯の間は歯ブラシでは届きません。そこを磨くための道具が歯間ブラシとフロスです。

若年者では、歯と歯の間がびっちり隙間なく並んでいることが多いため、細い糸でできているフロスが向いている場合もありますが、年齢を重ねると歯茎は少しずつ下がってくるので、自然に歯と歯の間の隙間も広くなってきます。そうすると、細い糸のフロスで磨くのでは効率が悪いので歯間ブラシが有効です。

ここで注目されるのが、歯ブラシと歯間ブラシのどっちを先に使えばより良いのかという問題です。こういった疑問も歯科の世界では科学的に検証していて、フッ素入りの歯磨剤を使って磨いた場合、先に歯間ブラシを使った方が、ブラッシング後の歯と歯の間のフッ化物の濃度が高かったことから、先に歯と歯の間の清掃を行った方がより高い予防効果が得られると結論付けられたようです。

歯間ブラシは歯の状態によってサイズを合わせた方が良いので、まだ歯間ブラシを使っていないという方がいらっしゃれば、歯科医院で歯科衛生士さんに聞いてみてくださいね。