Vol.64

失ってからでは遅い!自分の身は自分で守る予防の時代

明けましておめでとうございます。

医院や訪問先で、「ライナー読んでるよ」とお声がけいただくことが増え、とても励みになっています。ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、歯周病と全身の病気の関わりについては何度か本コラムでもお伝えしてきましたが、今回は違う視点から予防の重要性をお話ししようと思います。

歯周病を予防・治療することで全身の病気のリスクを下げられることは、どこかで聞いたことがある人も増えてきたと思いますが、特に意識してほしいのはやはり若い世代です。

というのも、昨年も出生数が過去最低を更新し、将来の労働人口、つまり現役世代の数が少なくなることは明らかですね。すると、医療費や様々な社会保険料や税金の負担割合の増加が予想されます。そうなったときに今から投資できるのは、自分の体の健康資源です。

若くて健康なうちに、良い状態を保つ習慣を身につけること、小さな病気を早期発見・早期治療することで病気を予防し「自分」にかかる医療費を下げましょう。もちろん不可避な病気はありますが、歯周病など積極的に予防ができる分野では、失ってからではなく、健康なうちに取り組む方が断然労力少なくメリットが大きいです。