Vol.57

筋トレで健康維持 〜老いは足元・口元から〜

サルコペニアという言葉は聞いたことはありますか?加齢性筋萎縮症と言って、日常生活を営むために必要な、立つ、歩く、姿勢を保つなどの下半身や胴回りの筋力が萎縮している状態です。

体を支える筋力が低下すると、日常生活を元気に過ごすことができなくなり、結果老化を早めてしまうので、老いは足元からと言われています。
運動が健康に良いことはもはや常識となっていますが、サルコペニア予防のために最も効率が良い運動は、実は筋力トレーニングと言われています。そして、この筋トレは何歳から始めても効果があることはご存知でしょうか。

たとえ80歳からでも、筋トレをすることで筋力の増加は可能である事が実証されています。しっかり筋トレをするためには、しっかりと食いしばれる事が大切ですので筋力維持とお口の健康はサルコペニア予防の最善策です。

スポーツの秋、自分に合った筋トレを見つけ、生活習慣に取り入れるのはいかがでしょう。また、よく噛むことができなければ、食べやすいものばかりに食事の内容が偏り栄養不足になってしまうので、老いは口元からとも言われています。

低栄養と筋力低下が引き起こす、身体の虚弱化を「フレイル」と呼び、人生100年時代に健康寿命を延ばすには、ウォーキングや水泳も良いですが、筋力低下を防ぐもっとも効果的な運動として筋力トレーニングがおすすめです。