少し古いですが、平成28年に行われた調査では、20歳以降で過去1年間に歯科健診を受けた人の割合は52.9%となり、ほぼ半分の人は丸1年以上歯医者に行っていないということが判明しました。
おそらく今はもう少し増加していると思いますが皆様はいかがでしょう。歯科健診の重要性は国をあげての政策に明記されるほどで、その予防効果は科学的に証明されています。
現在、日本では高校卒業まで年1回の歯科健診が義務付けられていますが、実際は学校歯科健診で要治療という判定になった高校生のうち、その後歯医者を受診したのはわずか2割程度だったという調査結果があります。僕もそうでしたが、高校生は部活やアルバイトに何かと忙しいですよね。
中学生までは保護者も気にかけて歯医者に連れてきてくれるのですが、高校生になった途端、自主管理になっていませんか。よっぽど痛い場合を除き、口の中に特に不具合がなければ高校3年間一度も歯科受診していないなんてこともザラではないでしょうか。そして、そのまま進学や就職となり慌ただしく日々を過ごすうちに更に数年たちなんていう人、心当たりありませんか。
高校生の時に春、夏、冬休みと年に3回ある休みの期間中、それぞれ1時間だけ歯医者に時間を使っていただき、定期的に歯医者で口の中のメンテナンスを受ける習慣が身につくと、冒頭の調査結果は大きく向上してくるのではないかなぁと感じています。