Vol.50

話すこと

当院では歯磨き指導や、歯のクリーニング、歯周病治療に歯科衛生士が毎日活躍しています。中でも定期検診では、毎回必ずお口の中の写真を撮り、前回までのお口の状態と比較しチェックできるようにしているので、磨き残しや歯茎の状態をなるべくわかりやすくお伝えできるようにしています。

約1時間の定期検診の中では、歯磨き指導やクリーニングはもちろんですが、ちょっとした世間話や身の回りに起こった小話などの、何気ないコミュニケーションを大切にしています。

時間効率だけで言えば、必要なことだけするという考え方もありますが、「ゆりかごから墓場まで」歯科は、患者さん一人一人と長くお付き合いするので、ただ流れ作業のように仕事をするのではなく、担当歯科衛生士として来院してくださる方と信頼関係を築いていけるように、ちょっとだけおしゃべりするようにしています。

その時間は歯科衛生士にとっても大切で、お互いに人となりを感じるような少しの会話は緊張をほぐし、心の距離を近くしてくれます。時にはついつい話に花が咲くこともありますが、会話を楽しめるように笑顔や発音を支えるのも歯科の重要な役目なのです。

何年も歯医者に行っていないと先生に怒られるのではないか、歯科衛生士さんに呆れられるんじゃないか、そんな不安に思われている方もいるかもしれませんが、同じ気持ちで一念発起して来院してくださる方はいっぱいいます。どうぞ安心して一歩を踏み出してみませんか。